全然懲りてない!
G-Motionの転び方←AZUKIのご託を飛ばす(笑)


 

 


    ■G-Motionの整備と調整

    1. エンジンの馴らし運転
      G-Motionはエンジンで駆動する乗り物であるので、車やバイクと同様、最初にエンジンの「慣らし運転」をしなければならない。(AZUKIの場合はエンジンの掛かりそのものが悪かったりで完全に失念していたわけだが……orz)目安としては、最初に始動するときに燃料満タン1回分をすべてアイドリングで消費する、くらい。これをやっておくと、エンジンの寿命が長くなるらしい(by yagiさん情報)。が、エンジンの慣らし運転についてはマニュアルにも書かれていないし、届いた!直ぐ乗りたい!という気持ちも焦って忘れがちではある。これから買う人、買ったけどまだエンジンを掛けていない人、新しいエンジンに載せ換えた人は、忘れずに慣らし運転をしていただきたい……orz
       
    2. タイヤの空気圧の調節
      タイヤの空気圧が低い(柔らかめの空気圧)だと、後輪駆動用のプーリーが空転してしまう場合がある(というか、あった)。本来、駆動用プーリーは後輪のタイヤの溝に噛み合うのだが、このような場合「ガガガガガガ!」と結構な騒音と共に後輪が空転してしまう。
      タイヤの空気圧は、気持ち固めくらいのほうがいいのかもしれない。

      ※ただし、コンプレッサーなどで空気を入れすぎると、チューブが膨らみすぎ、ホイールが割れることがある(実際にあった)。空気の入れすぎには注意が必要だ。
       
    3. キルスイッチの調節
      調節というほどではないのだろうが、キルスイッチ(エンジン上部の赤いボタン)は、引っかかりが甘いと切れたままの状態になってしまうようだ。ボタンが上がっている状態であることを確認する。

      ※このボタンは取れてしまうことがあるので、なくさないように注意。
       
    4. アクセルレバーの調節
      アクセルレバーの工作具合によっては、レバーの親指腹が当たる部分に出っ張り(バリ?)が残っている場合がある。塗装はされているが、このバリの正体は溶接(?)時の金属のはみ出しのようだ。車体ごとに工作上の個体差はあるだろうが、アクセルワークをする上で親指が常に当たる部分なので、可能ならば削り落として滑らかにし、ビニールテープなどを巻いておく。

      ※グリップを持つ側の手にグローブをしておくのもよい。
       
    5. エンジンがかからない!
      G-Motionは、バイクに比べるとエンジンがかからなくなることがたびたびある。
      原因についてはいろいろあるようだ。
      考えられる可能性&チェック事項については以下の通り。
      1. 燃料タンクが空 → 混合燃料を補充する
      2. キルスイッチがOFFになっている → 飛び出している状態がOK/押し込まれているとOFF
      3. プラグがかぶっている → プラグを抜いて清掃。火花が充分によく飛ぶように、L字型に曲がった根元付近もよく擦る。さらに燃焼室内に外気を入れて燃料濃度を下げる
      4. 100%化学合成の2サイクルオイルで、混合比25:1の燃料を入れてある → 最初は掛かったのに二回目以降で急に掛かりが悪くなり、空けてみるとプラグがかぶっている、何度繰り返しても同じ……という場合、これを疑う。解決方法は、混合比を変えた燃料と入れ替える
      5. プラグが死んでいる → プラグを交換する
      6. エアフィルターの目詰まり → エアクリーナー(チョークのところにある黒いプラスティックカバーの下)のフィルターをガソリンなどで洗う。水で濡れている場合はよく乾かすか、交換する。
      7. アクセル(スロットル)レバーが元の位置に戻っていない → アクセルレバーを戻す。(スプリングなど付けられればそのほうがいいのかも)
      8. 燃焼室に燃料が入りすぎている → チョークを締めてスターターを何度か引く、プラグを抜いた状態でスターターを引き、穴から燃料を抜く(燃焼室を外気に触れさせて余分な燃料を蒸発させる)。または、キャブレターを調節する(細かい数値は別記)
      9. キャブレターが汚れている(詰まっている) → エアクリーナーのカバーを外して、そこに速乾性のキャブクリーナーかパーツクリーナーを吹いてからエンジンを掛けてみる。エンジン点火用ケミカル剤と同様の効果になり、エンジンの掛かりが良くなる、らしい(by タイヤマンさんからのアドバイス1タイヤマンさんからのアドバイス2※未確認情報
      10. リコイルスターターの引き方が弱い、少ない → リコイルスターターは一日の最初の始動のとき(エンジンが冷えているとき)は、3〜6回引かないと掛からない場合がある。二度目以降(エンジンが暖まっている場合)でも、勢いよく最後まで引ききるくらいに引っ張らないとエンジンが掛からないことがある。引くときにスターターのハンドルとカウルの間で指を怪我することもあるので、しっかり握って引ききること

        基本的な扱い方・整備は、バイクのそれよりも、TG43のベースとなったTL43が芝刈り機やチェーンソーに使われていることなどから、2サイクルの産業用小型エンジンのそれと同じと考えていいのかもしれない。(バイクの2サイクルエンジンの多くは分離給油だが、G-Motionは芝刈り機、チェーンソー、発電機などと同じ混合燃料を使用。エンジンの仕組みはバイクに比べて比較的シンプルなのでは)
        故に、本項では、「車・バイクの場合の解決方法」よりも、「船外機・チェーンソーなどの解決方法」を参考としている。
        リコイルスターター(スターターの紐を引っ張ってエンジンを掛ける)というシステムは、船外機やチェーンソーなどと同様で、セルスターターのバイクとは異なる。エンジンに「弾みを付けて掛ける」という点ではキックスターターと同様だが、「手で引っ張る」という点が異なるため、バイクに慣れた人間でも混乱してしまうことがあるかもしれない。くれぐれもキルスイッチのON/OFFはよく確認すること。

        ★参考サイト

        1. エンジンがかからない原因 (小型船外機のエンジンの扱い)
        2. どうしてエンジンがかからないのだろう? (チェーンソー、刈払機、ハンドカッター、エンジンカッター、コンクリートカッター、エンジン発電機、エンジン溶接機、ランマー、振動プレートのエンジンの扱い)
        3. チェーンソー・刈払機の豆知識 (チェーンソー、刈払機のエンジンの扱い)
        4. ガス欠の後遺症(自動車のガソリンエンジン、ディーゼルエンジンの扱い)
           
    1. プラグの清掃
      プラグはエンジンがかからない主原因のひとつでもある。チョークを開いたまま3〜4回以上スターターを引いてエンジンがかからない場合、プラグがかぶっていることを疑おう。それ以外の場合でも、一日乗ったら必ずプラグの清掃をするぐらいのつもりでいたほうがいいのかもしれない。
      プラグはゴムのシールドを外して、19mmのディープソケット(高さがあるもの)+ラチェットハンドル+ユニバーサルジョイント(あれば)で、反時計回りに回せば外すことができる。ユニバーサルジョイントはなくても作業上は問題ない。ソケットはディープソケット(または、高さがあるもの)でないと、プラグの先端が当たって収まらない。
      外したプラグに黒いオイル、またはカーボンが付いている場合、これを乾いた布やトイレットペーパーなどで拭き取るか、ライターなどで炙る。さらに、細い六角レンチやブラシなどで、プラグの(こうなってるとこ→)の根元付近をよく擦り、火花が充分に出るようにする。出先でかぶってしまった場合に備えて、レンチ、トイレットペーパー、金属ブラシ(タバコを吸わない人もライター)は携行工具として持って行ったほうがいいだろう。予備のプラグを持ち歩くかどうかは要検討。
       
    2. プラグの交換
      G-Motionのエンジンは、草刈り機用エンジンの延長線上にある。このため、バイク用のプラグではなく草刈り機用の小型プラグ(NGK BM6Aなど)が必要になる。草刈り機/刈払機/チェーンソー/小型発電機などを扱っているようなホームセンターに行けば手に入るようだ。東京都心など都市部のDIYでは扱っていない場合が多いようなので、郊外の店を探すか、通販か、Wheelman/G-Motion販売店に問い合わせることをオススメ。

      2004/10現在、日本に入ってきているG-MotionのエンジンはTG43だが、これに使われているプラグはマニュアルが指定しているTORCH L6と、マニュアルがTL43用としてしているNGK BM6Aの二種類が存在する。TG43用にBM6Aを使用しても問題ない(というか、日本国内ではTORCH L6はほとんど手に入らない?)

      TORCH L6/NGK BM6Aのプラグ同等品としては、

       NGK BM6A
       CHAMPION CJ8
       DENSO W20M-U
       
      SPLITFIRE SF25E ★NGKより4倍以上高価だが、非常に掛かりやすくなるということでJWCで人気がある
       AC CS45
       MOTORCRAFT A7NX
       HONDA 98073-56740


      が存在する(タイヤマンさん情報)。「同等品だけど、同じではない。どれが自分のエンジンに一番合うのかはセッティングに左右される」とのこと。エンジンにしても「当たりのエンジン、ハズレのエンジン」は存在するので、プラグにも同様のことは言えるかもしれない。(性能というより、精度の問題か?)

      この番数のイリジウムプラグはないらしい(SINさん情報)が、同系統の三菱TL33というエンジンを積んだ折り畳みバイク「トチー」に、プラチナプラグを使っている人がいるらしい。現在、調査中。

      なお、プラグの寿命は一年程度(毎日使ったとして)。プラグの状態と交換時期については、参考サイトを参照のこと。

      ★参考サイト
      1. NGKスパークプラグ プラグスタジオ(農業・船舶・産業用プラグから、三菱農機の刈払機用プラグを探すと、三菱農機のTL43用のプラグが出ている)
      2. 船外機のスパークプラグ交換時期(船外機のプラグの扱い)
      3. 日本農業システム株式会社(NGK BM6A(TL43用)プラグを取り扱っている通販サイト。他にも農耕機具系のショップを探すとよい。価格はまちまち)

    3. チェーンが脱落する
      G-Motionに乗り始めて暫くすると、チェーンが伸びて弛んでくる。
      特に、納車されてすぐの練習の頃は、タイヤが接地してもなかなかうまく発進できず、エンジンのトルクがチェーンにかかりまくる。このため、チェーンが伸びてくるのではないか、と思われる(予想)。
      このチェーンの伸び(弛み)は充分に馴染んでくるまで暫く続く(らしい)。
      チェーンの弛みをそのままにしていると、スプロケットの歯車の山から簡単に脱落し、チェーン脱落→切れてしまう。

      脱落したチェーンを繋ぎ直す方法
      1. リアカウル右側(スプロケ側)のボルトを外す。(ローラー固定部、リアカウル左側とのジョイント部分、オリグメントバーの固定部も含む)
      2. ステップのゴムのダンパー部分の木ねじを外す。
      3. リアカウル右側を外す。
      4. クラッチ真上のギアのカバーを止めているネジ4箇所を、六角ドライバーで外す。
      5. ギアのカバー&ギアを遠心クラッチの上から外し、切れたチェーンを外す。
      6. 脱落したチェーンをギアに掛ける。または、切れていない新しいチェーンを掛ける。
      7. スプロケットにチェーンを掛ける。
      8. ギアのカバー&ギアを遠心クラッチの上にはめ込む。
      9. ギアのカバーを止めているネジ4箇所を六角ドライバーで締める。
      10. バードキャリーを調節して、チェーンの弛みを取り、充分に張る
      11. リアタイヤの空気を抜いてからカウルを戻し、ボルト部分他を締め直す。
      12. リアタイヤの空気を入れ直す。

        ※03モデルは、「チェーンテンショナー(チェーンの弛みを取る部品)」があったが、04モデルにそれを付ける方法はまだ確立されていない。
        ※リアタイヤの空気が入ったままだと、カウルが再装着できない。
         
    4. チェーンを張る
      チェーンは、バードキャリーを固定している左右計4箇所のボルトを緩めて前後に動かすことで、弛みを前後に微調整できる(by SINさん)。調整方法はこちら。上下にはずれないが、左右がそれぞれ別々に動くので、必ず水平を取る。
      しばらくは伸びるので、やや張り気味にしたほうがよい(by タイヤマンさん)。

      ※ただし、バードキャリーを後ろに下げすぎるとリアタイヤが廻らなくなるなどの影響が出る。
      現状では、チェーンはエンドレス(継ぎ目がないもの)しかないので、伸びた分だけチェーンを詰めるなどの対策は取れない。G-Motion03までのモデルには、チェーンの伸びを吸収する「チェーンテンショナー」があったが、04以降のモデルにはそうした機構はない。JWCの有志の間では、04用にチェーンの伸びを吸収するチェーンテンショナーの自作が検討され始めているが、まだ実現はしていない。(2005/4/16)

          ※チェーンの張り方の写真は後日公開。
       
    5. ラパー・ジョイントの交換
      フロントホイールと本体を繋ぐフック(U字型の部品)の、フロントホイール側接続部にあるゴム部分を、ラバー・ジョイントと呼ぶ。
      G-Motionのフロントホイールは、オリグメントバーで吊されて、ラバー・ジョイントで支えられている。どちらも可動部品だが、ラバー・ジョイントは2mm(ゴム)+2mm(繊維)+4.5mm(ゴム)の、厚さ8.5mmの繊維入りゴムでできており、これがぐにゃりぐにゃりとしなることで、フロントホイールのステアリングを行いつつ、フロントホイールを支えるようになっている。
      G-Motionにはいくつかの「消耗部品」があるが、この部品はスラロームやダート走行など、フロントホイールを激しく使うことで、ヘタリやゴムのちぎれが出てくる場合がある。(滅多に壊れる部品ではない)
      また、フックの接合部のナット(M12)をきつく締めこみすぎると、ラバー・ジョイントに深く食い込んだワッシャーがゴムを切ってしまうケースなどが考えられる。フックとの接合部はきつく締めたほうが直進性が増し、緩く締めたほうがステアリングを切りやすくなるようだが、緩くしすぎると今度はステアリングが深く切れすぎてしまう(ゴムがちぎれかけているときもステアリングが深く切れすぎる)。好みで調節するべきだが、何事もほどほどに。

      交換用のラバー・ジョイントは純正パーツとしてメーカーから供給されているが、タイヤを切り取るなど近い構造、特性を持つ(ちぎれにくく、ある程度硬さがあり、繰り返しの曲げ伸ばしに耐える)素材で代用できるかもしれない。硬さによっては、オフロード用、オンロード用、直進重視、ステアリング重視などいろいろの用途に沿ったものが作れるかもしれない。
      消耗部品と割り切って、頑丈なものより「安く作れて交換しやすいもの」を模索するというのもひとつの方向かもしれない。

       
    6. タイヤの交換
      慣れないうちは車体右側(ナチュラルの場合。スライス側)に倒した状態でタイヤを空転させてしまうため、どうしてもタイヤは右側(スライス側)ばかりが磨り減ってしまう。このタイヤは、左右、または前後を入れ替えても問題ないので、摩滅が気になる場合はタイヤを外して交換する。すでにチェーンの弛みを取る方法の項でも述べたが、このとき、タイヤの空気を一度抜いてから作業を行わないと、本体に組み付けるときにうまくいかない(特にリアタイヤ)。空気を抜いた後は、必ず空気を最充填するのを忘れずに。空気圧は1.5〜1.8くらいでいいようだ。
       
    7. リコイルスターターの不具合
      リコイルスターターのロープを引いてもエンジンが掛からなくなってしまう場合がある。
      これには、「ロープを引いてもロープが戻らない(引きっぱなしになってしまう)」「ロープが切れた」「ロープを引いた後、ロープは元に戻るが、エンジンをまわすための抵抗感がない」などのケースが考えられる。
      ロープを引いても元に戻らない場合、ロープを戻すためのスプリングに問題が起きている(スプリングが壊れているとか)が考えられる。ロープが切れた場合、これは論外で交換するしかないだろう。
      が、「ロープを引いても抵抗感がない」場合は修理(メンテによる改善)が可能な場合がある。

      DSC02105.JPG車体左側、エンジンのスターターロープが付いている部分を外す。4箇所(下記)のビスを緩めることでリコイルスターターを外すことができる。
       
    8. recoil-01.jpgA、B、C、Dの4箇所がビス止めされているので、ここを外す。
      B1B2D1D2はそれぞれ重ねて同じビスで止められているので、外すとそれぞれB1B2D1D2のようになる。
    9. リコイルスターター部分を外したら、で示した爪(弁)の付け根(上側)の可動部分にCRC556などの潤滑剤を吹き付ける。
      ロープを引いても抵抗がない場合、この爪(弁)が何らかの理由で動いていないことが考えられる。砂、土、細かい塵などが巻き込まれることで、弁が固まって動作しなくなる場合が多いので、ここをCRC556などで洗浄して弁の動作を復活させてやる。

      うまく外れない場合、Eのナットを緩めてやるとよい。うまく入らない場合も同様。

      recoil-02.jpgスターターロープの位置を基準に、A、B、C、Dの位置は左図の通り。
      矢印の突起部分が回転することで、の弁(ラチェット)に引っかかってエンジンがかかる仕組み。
       

    1. リコイル・スターターの違い
      リコイル・スターターは、エンジンによってツメの形状が異なる。
      基本的に、ネジ間(それぞれのネジ穴の中央から中央までの距離)は66mmで共通なのだが、内側の白い樹脂製部分の形状が違うと、補修部品としては使えない。G-Motionの「TG43系(TIGINICS)」、そのオリジナルと目される「TL系(三菱)」、2008年型以降定番エンジンになった「E-TON系」では形状が異なる。また、Wheelmanレプリカについても同様で、「使える場合とそうでない場合」がそれぞれにあるようだ。ハンドル・ユニットは消耗部品なのでできれば予備を確保したいところだが、買う場合は「ネジ間」の他に「裏側(ツメの形状)」もよく吟味してから探すこと。

    2.  

 


    ■G-Motionの整備パーツ

     整備に必要なパーツ類の規格についての覚え書きは以下の通り。
     ここでの「パーツ」とは、純正品、同等品を問わず、G-Motionの運用によって損耗・消耗・破損・紛失の可能性があり、交換・補充など、ノーマル(納車時の状態)を維持するために予備が必要になる可能性があるものを指す。

    メーカー(代理店)から供給を受ける必要があるもの/純正品

    ●DIYショップ、ホームセンター、パーツセンターなどで自力調達が可能なもの/同等品

     


    ■AZUKIの転びっぷりをレポート

    物欲通販板「タイヤ・車輪の付いたもの総合スレ」(BBS)

    blog「さぼり記」……週末ごとのG-Motion練習記、他

     


    ■G-Motionと音楽 (余話として)

    X-Sportsとして紹介されているG-Motion/Wheelmanの海外のプロモーションムービーの多くは、スピード感を演出するためBGMにはロックが使われている。
    スケボーやサーフィン、スノボのユーザーがG-Motionの虜になるであろうことを見越すなら、スマートでポップなイメージ造りをする意味でも、そして実際にこれがカッコイイ乗り物であることをイメージさせる上でも、その曲選びは正解だと思う。

    が、この乗り物のことを最初に紹介した日経ベストPC+デジタルのコラム・妄想ショッピングの冒頭に、僕はこう書いた。

      こいつを紹介する前に、BGMとして槇原敬之の東京DAYSを聞いてほしい。

    僕が初めてG-Motionに試乗させていただいたのが、残暑厳しい9月初頭のそれもとびきりよく晴れた日だったから、というのもあるかもしれない。
    槇原敬之というと、それだけでもうストリートスポーツからは一番遠いところにあるようなイメージがある。泥臭いし、カッコイイとは言えない。むしろ、槇原と言えば「かっこわるい男の子」を歌わせたらピカイチのシンガーでもある。
    が、炎天下で汗だくになってヒーヒー言ってそれでも50cmも走りだせない自分、誰かに見られたらきっと「いい歳をして」と笑われるだろう自分、それでもおもしろいと思ってのめり込んでいくだろう自分の姿と、東京DAYSの歌詞が重なって感じられた。

      例えば最初に自転車に            曲はこんな感じ▼
      乗れた日を覚えていれば
      新しいコトをはじめるやつを
      誰も笑えやしないはず

      24歳の夏にはじめて
                   MIDI……よっしーのたわごとから
      てれもなくスケボー抱えて                       歌詞……知識の泉ツアー with かしまし娘。から
      河べりに坂道すり傷なめる
      僕に誇りを持ってる

    この乗り物に乗っている自分にどんな姿を重ね合わせるか、どんな自分を夢見るかで、脳内に流れるBGMは大きく変わる。カッコイイ自分を期待できる人の脳裏にはカッコイイ音楽が流れるものと思う。

    G-Motionは、カッコイイ。持っている人がほとんどいないような先進的な乗り物である。
    そのはずなのに、すっかりホームフィールドとなっている荒川河川敷での練習ですっ転ぶたびに僕の頭の中に流れていくのは、槇原敬之の情けない笑顔と東京DAYSの一節だったりするのだった。

     


    ■Wheelman/G-Motionの動画

    Wheelman/G-Motionの実際の走行の様子を記録した動画ファイルは案外少ない。
    ほとんどはディーラーによるプロモーションで、個人が記録した動画はあまり知られていない。
    これまでに見たものでもっともショッキングだったのは、韓国のユーザーによるトライアル(ハーフチューブやジャンプ)、ATB(マウンテンボード)チャンプによる試技、さらにはあの小さいG-Motionに二人乗り(!)というもの。二人乗りについては、フィギュアさながらの動画を見たことがあるのだが、その他に実際に二人で乗るところを自分の目で見てそれはそれでびっくりした。(誘われて挑戦もしてみたが、無理だ!ムズイ!)
    そういった映像や、自分で撮影した動画などもおいおい公開されていくとは思うのだが、「なかなかうまく乗れない練習風景」を見せられてもあまり食指が伸びないと思うので、ネット上で見られるプロモーションムービーを紹介しておく。

    データへの直リンクとなるので、実際に見る場合は各自でURLをコピー&ペーストすること。
    あまり褒められたことではないのは承知しているのだが、「あれはどうやって乗るのか」「どこまで乗りこなせるようになるものなのか」ということを実際に動画で見れば、納得いくと思う。

     

    Wheelman(豪)本家
    http://www.wheelman.com.au/movies/wheelman1.mov
    ※非常に小さくて粗くて短いが、あの上半身ビキニでノーヘルのおねいさんが波打ち際&街中を走っている

    Bushpig USA(米)
    http://www.bushpigusa.com/Video%201.html
    http://www.bushpigusa.com/Video%202.html
    http://www.bushpigusa.com/Video%203.html ※Wheelman(豪州本家)のと一部ダブっている

    WheelmanWorld(米)
    http://www.wheelmanworld.com/bushpigweb1.mpg

    ScootZ(豪)
    http://www.scootoz.com.au/HowToRide_2.wmv
    ※非常に素人くさい「G-Motionの乗り方」の動画がある

    Wheelman Japan(並行輸入)
    http://wheelman.jp/wmm/wheelman-4.wmv
    http://wheelman.jp/wmm/wmm2.wmv
    ※Bushpig USAのデータと同じだが高画質。日本語の字幕が入る

    岩田電気
    http://www.iwatadenki.co.jp/html_ver/outdoor/images/gm_movie.wmv
    ※何かWheelman以外にもいろいろ混じってる気がするが、見たことのないメイクが見られる

     


    Caution

    1. G-Motionは、TIGINICS社によって製造されている製品「Wheelman」の純正品・同等品であり、「G-Motion」は日本国内で2004年以降に発表された新型Wheelmanのブランド名/モデル名(製品名)です。
    2. G-Motionの整備/調整と改良には、バイクまたは原動機全般についての知識と経験が求められる場合があります。
      G-Motionの車体に手を加えることによって操作性や性能が向上する場合もありますが、それに伴う工作のミスや調整の失敗による事故や怪我は、整備/調整と改良を行った当人が自己責任に基づいて引き受けなければなりません。
      もし、整備/調整、改良などについて充分な経験、知識、技術がない場合は、改良工作は避け、ノーマルのG-Motionを楽しみましょう。
    3. また、ここで紹介されている整備/調整、改良などの方法は、充分な知識と経験を持ち、自己責任に基づいてG-Motionの改良に挑戦したユーザーの成果を記録しているものであって、必ずしも同様の改良を推奨するものではありません。
      オリジナルの改良方法の開発者及び、それを紹介するこのページは、このページで紹介された方法に基づいて実際に行われた改良の結果について、一切の責任を負わないものとします。
    4. G-Motionの運搬方法についても同様です。バイクによる運搬について、ここで示した充分な装具/器具を用意しても、絶対にずり落ちないという保証はありません。実際に挑戦する場合は、事故に充分注意し、各自の責任の元で行ってください。この方法で事故を起こした場合も、一切の責任は実際に実行した者にあると自覚してください。
    5. このページの文責はAZUKIにありますが、伝聞情報、技術情報などの諸情報については間違っている場合もあります。間違いについては、指摘をいただくたびに訂正していますが、発信元のオリジナル情報とこのページの情報が異なっている場合は、発信元の情報が現状優先です。
      また、このページで得た情報の転用/引用は
      プロメテウス宣言に基づき、特に制限していません。リンク、紹介についても告知などは不要です。雑誌等でサイトを紹介される場合は確認は不要ですが、G-Motionについての紹介記事が必要な場合はお問い合わせいただければ雑誌記事向けの詳細なものを用意します。情報内容の運用については各自の理解と責任に基づいて行ってください。
    6. このページの説明内容を補完するために、インターネット上のいくつかのサイト、ページに対してリンクが貼られている場合があります。これについて、リンクが不都合である場合は、速やかに解除しますので、AZUKI(加藤AZ)までお問い合わせ下さい。この連絡先は巡回型SPAM対策として@を全角にしてあります。お手数をおかけしますが、@を半角@に変えてご送信下さい。