江古田ゆうゆうロードの騒音放送
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04 ) terappin
[2003/02/25(火) 19:26]
お返事ありがとうございます。

少し前の朝日新聞の記事はお読みになられたでしょうか。
ある農村では昔からの習慣で朝5時半に市役所が鐘を鳴らしていました。
新しく移ってきた住民の方がうるさいと苦情を言って、50年ぶりぐらいに5時半の鐘は
廃止されたのですが(他の時間にもにも鳴るのです)、それに対する住民の方のコメントは、
「子供のときから聞いていた鐘だからなくすべきでない」「聞こえなくなって寂しい」と
いったものでした。これはとんでもないエゴだと思うのです。
夜勤明けのひとはつらいだろうとか、毎日嫌な思いをしているひとがいるだろう
とかそういう気持ちをまったく考えていないからです。悪気が無いゆえに問題は深刻です。

よく「自分がされていやなことは他人にするな」といいますが、そのルールはここで破綻しています。
「自分がいいことでも、他人は嫌かもしれない」「自分が嫌なことでも、他人はよいかもしれない」
ということもあるのです。

新しく村に引越ししてきた人に鐘がうるさいなら他ところへ行けというのは残酷な気がします。
そこに引っ越してきたのは何らかの事情があるからきたと思いませんか。
それに普通の人は経済的にも時間的にも頻繁に引っ越すことは不可能です。

環境問題がよく議論されていますが、ことに日本では音環境に対する意識はほとんどと言っていいほど
ありません。名所、旧跡での説明の大音量放送、駅前携帯電話勧誘の大音量ラジカセ、駅ホームでの
必要の無い大音量放送などあげればきりがありません。繁華街ならともかく、普段買い物に行く道で
まで音(特に宣伝の声)にさらされているのは、自分にとってつらいです。

このあたりのことは中島道義の「うるさい日本の私」に詳しいですから、図書館にもありますので
よかったら読んでみていただけませんか。

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管理者:AZUKI
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