2004年参議院選挙について、ちょっと考えてみたりする
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05 ) ZAKUI
[2004/06/25(金) 13:26]
で、年金問題。
野党といってもそれぞれ主張が違うので、前提と対策とそれへの批判をちょっと整理。

【前提】
・少子高齢化により、年金負担者=収入が減り、年金受給者=支出が増える。
・今後20年間は今の人口比(構成年齢比)が変化しない(悪化はする)。
・現在の年金制度は人口が増え続けることが前提だったので、このままでは終始が逆転して制度が破綻する

【問題点】
・少子化については、養育コストの高騰、社会生活費全般の高騰、共稼ぎ夫婦の増加による人手不足などで子供を産み増やす意欲が減っている。
 →しかし、行政の命令で「セックスして出産せよ」とは言えないので、環境整備と自然増を頼むしかなく、短期的な効果は望めない
・高齢化については、第一次ベビーブーム(団塊の世代)の現役リタイアによるもの。今後5年間ほどで団塊の世代はすべて「年金受給生活」に入る。
 →そのため、現状の年金制度のままだと、来年度からすでに6000億〜4兆円の穴が開く、という。
・人口比については、団塊世代が「死なずにまとまって老人に」なり、かつ少子化世代の比率が下がるわけで、釣り鐘型から逆台形型の人口構成になりそう。
 →これも行政の命令で「老人は死ね」とは言えないし、こればかりは環境整備によって推進するわけにはいかないので(^^;)、自然減を頼むしかない。人口全体の自然減はもうそろそろ始まるはず。
・年金制度は改革が必要
 →ただし、「来年の穴に備えた短期的改革案」と「長期にわたって対応する抜本改革案」の双方が必要

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管理者:AZUKI
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