act.1-1;「AMS」


平成30年11月1日 朝7:00

「ぐっもーにん! 東京人工群島の皆さん、おはようございます!」

 テーマ・ミュージックとともに、タイトルキャッチが流れた。

アーキペラゴ
モーニング
ステーション

 ちゃらっつらっ、ちゃっちゃか、ちゃかちゃか、ちゃらっつらっ、ちゃかちゃか。

「2018年平成30年11月1日木曜日。リスナーの皆さんをメガロポリス・東京人工群島に導く、朝の情報番組『アーキペラゴ・モーニング・ステーション』の時間です。寝ぼけ眼の皆さんのお相手は私、鵜飼クーミンでお送りしまーす」(^_^)

 東京都群島区北、伊島。東京都第24番目の特別区となる計画が棚上げされたまま、東京都庁の直轄区として開発が進められている群島区の中で、目指す未来図にもっとも近いと言われた人工島……それが群島区北に位置する伊島のよく知られた一面である。
 前世紀末には早くも実質的な都市の建設が始められていた伊島は、かつてベイサイドと呼ばれた有明・青海の南の海上にある。
 この人工島のほとんどの部分を占めている、高層建築物のコロニーとそれを取り囲む林と呼ぶには少々貧弱すぎる木々のさらに南の果てに、アーキペラゴ・ステーションのセンター・ビルがあった。

「今日の群島のお天気は、朝から快晴! スタジオの窓からはついさっきまで真っ赤な朝焼けが見えてました。この調子なら今日は傘はいらないみたい」

 センター・ビルの壁面を包む薄暗い色のシートに朝の日差しが吸収されている。
 つや消し処理された耐塩ポリマーに覆われたシート状の太陽電池は、10年ほど前に実用化された。新素材の開発によって高い発電効率と安い発電コストを実現した太陽電池は、ビルの壁面、窓などの総てを発電装置に変える画期的な発明だった。その発明は当時群島に林立し始めたインテリジェント・ビル群に次々に採用された。量産によってますますコストが下がり、シート太陽電池は今では群島のどこでも目につく当り前のものになった。
 群島で「当り前」の太鼓判を捺されたものは、優良製品として日本各地を始め、アジア圏、欧州といった世界市場へ進出していく。多くの企業は実験都市東京人工群島に、競うようにいくつもの研究施設を作り、新製品を試していく。
 東京人工群島は新技術の一大実験場であり、未来を先取りした理想を描くモデルシティでもあった。
 モデルシティ・東京人工群島で普及一般化したものはシート太陽電池だけではない。群島の情報流通の大動脈であるWAN(ワイド・エリア・ネットワーク)群島プロムナードもそうだ。
 数十年以上前、群島プロムナードとほぼ同コンセプトのネットワークがアメリカの戦略研究所で生まれ、インターネットという名前を授けられて一大情報ネットワークに昇華した。
 時を同じくして、東京人工群島を中心に急速に発展したWANは、電話、映像電話、文字通信、映像通信を統合したような機能をもつ情報通信網・群島プロムナードに成長し、インターネットにも接続され、群島に暮らす人々にとっては30年前の電話と同じように、改めて感嘆するほどのこともない日常的な施設となっていた。
 その中でアーキペラゴ・ステーションは、NHKが提唱した24時間ニュース放送網・GNN(グローバル・ニュース・ネットワーク)の一端を担う東京人工群島のローカル局として、軌道上の衛星から世界各地のキー局から発信されるニュースをとらえてWAN・群島プロムナードにリークし、また群島のニュースや新製品情報を世界各地のキー局に発信する報道局として機能している。
 情報の受け手「パッシヴ・ユーザー」……昔風に言えば「視聴者」のためには、各種の娯楽も必要だ。アーキペラゴ・ステーションでは、かつてのTV放送局のように群島プロムナードに流す娯楽番組の制作も行なわれていた。
 これらのニュース報道や番組製作は、都立東京洋上大学の学生や研究生たちによって行われている。学生を番組製作のスタッフにしつつ、現場見習いの実習生にしているのだ。ASは、「現場に即した実践性」「人材の育成」「学部学科単位での独立採算制」を理念に掲げる洋上大学ではすでに一般的となった「学部企業」の中でも、優良な成長を遂げている学部企業のひとつなのである。

「というわけで、今日のゲスト・コメンテーターは、貴族出身ながら探偵業を本業とされる傍ら、軍事学部臨時講師として射撃技術指導をされているルフィー・西石さんと、AS製作部の根戸宏さんです。西石さん、根戸さん、お手柔らかにお願いしますね」

 鵜飼クーミンに促されて、二人のコメンテーターは軽く頭を下げた。
 クーミンは赤いランプの付いているキャメラに向かって微笑みかけると最初のニュースを読み始める。

「まずは今朝の世界情勢。GNNモスコゥ支局によりますと、混迷を極めているロシア共和国の内乱は、予断を許さない状況になってきたようです」

 クーミンの肩越しのスクリーンがぷくりと膨らんで、おこりんぼ顔のついたミサイルのCGが現れた。二人の人物がミサイルを引っ張りあっている。

「このロシアの内戦、都立東京洋上大学の関係者も参戦しているという情報が伝えられており、対岸の火事とばかり言ってられなくなってきました。うーん、なんだかコワイですねー、西石さん」

「ロシア共和国内には、ソ連解体のとき連邦から回収された核兵器のほとんどが集められているといいますからね。一応、20年以上前からじわじわと核兵器の起爆装置の解体が進められているという話ですけど、すべての核兵器が解体されたわけではないですし、もしかしたらまだ使用可能な核兵器が残されているかもしれません。内乱状態にあるロシア共和国でこれらの兵器の誤使用が起こらないことを祈るのみです」

「軍事学部と航空工学研究所の留学生が参戦しているってウワサがありますけど、西石さんは軍事学部の臨時講師としてどうお感じですか?」

「……航空工学研はロシアから多くの留学生を迎えてますからねぇ。彼ら留学生が大学を休学して祖国に帰国することを、航空工学研が強制的に止める訳にはいきませんから。航空工学研としても、これは如何ともしがたいでしょう。軍事学部の学生が参戦しているという情報に関しては未だ確認中ですので、はっきりした事実が判明するまでは私からはなんともコメントできかねます。いずれにしても、軍事学部は傭兵を育てるための学校ではなく、PKOに貢献する『軍事知識を有するシビリアン(文民)』を育成するという主旨に基づいた教育機関であるということを、誤解のないよう強調させていただきたい」

「なるほど。航空工学研と言えば農業工学科との間でヘリの爆音vs腐ったスイカ合戦などを繰り広げた話が思い浮かびますが、それだけじゃないんですね。なんだか朝から凄ぅく難しいお話になってしまいました(^_^;) 皆さん、これですっかり目が覚めたんじゃないかと思います。ではCMの後は根戸さんの新番組速報です☆」





CM

(鵜飼クーミンの声で読む)
『とびきりお気に入りの小説や映画を見ながら、こう思った
ことはありませんか?
「僕だったらきっとこうする」
「主役になりたい!」
「こんなセリフ、言いたい」
 アーキペラゴ・ステーションがお贈りする、視聴者参加ド
ラマ「OSP/東京人工群島」は、ドラマの舞台に今のあな
たではないもう一人のあなたをご招待します』
イマジネーション・ブロードキャスト・ネットワーク アーキペラゴ・ステーション





act.1-2;根戸宏探検隊
「さーて、お次はASが誇る看板ディレクターの根戸宏さんです。根戸さんおはよーございます」

「いやっ、どーもどーも、おはようございます!」

「根戸さんと言えば『クライム・シティ〜19号ネオタウン25時』、『IP対IP〜情報の海を巡る実体なき侵入者との戦い』、『群島夜話〜伝統のない島に伝わる都市伝説』など、娯楽性の高い社会派特番シリーズのディレクターとしてもうおなじみですが、今回これらのスペシャル番組が装いも新たに『水曜スペシャル』というシリーズになるそうですね」

「その通り。第一弾をお届けできるのはこの冬になるでしょう」

「根戸さんの番組って、毎回とってもきわどい一幕を見せて下さるんですよね。実はわたしも根戸さんの番組ファンだったりするんです(^_^) 」

「僕のテーマは『群島の謎を解くこと』です。普段我々が暮らしている、この東京人工群島のことを僕らはどれほど知っているんでしょう? 実は意外と知らないことばかりなんですよ。取材すればするほど、この未来都市には謎がありすぎる」

「普段知っているつもりでいるから、余計に見落としてしまうことも多いってことでしょうか」

「そうです。この混迷と躍進を続ける世界の三極のひとつ、東京。そして人類の叡知の故郷・東京人工群島。ここは先進的未来都市として未来への扉を叩く任務を全人類から託された希望の都です。この群島の出来事を全世界へいち早く発信することが僕の使命だと思っています」

「さて。その第一弾ですが、根戸さんの今回のターゲットはズバリなんですか?」

「それは内緒です」(^ー^)

「おっと、うまく逃げられてしまいました(^。^) でもこのままじゃ皆さんも気を揉むんじゃないかと思いますので、ほんのさわりの部分だけでも教えていただけませんかぁ」

「では、鵜飼さんのために少しだけ教えちゃいましょう。今回は元祖・水曜スペシャルに敬意を表して『根戸宏探検隊』と銘打ち、南の島のジャングルを探検しようってなことになりました」

「ふむふむ、南の島ですか。というとアマゾンとかパラオとか……?」

「いやいや。もちろん今回もステージとなるのは、この東京人工群島です。この未来都市の唯中にありながら、開発の手を拒む場所。群島区南、21号埋立地を御存じですか?」

「ええ。東京人工群島の中でも最南端に位置する、もっとも開発の進んでいない埋立地のひとつですよね」

「おかしいとは思いませんか? 他の区域の開発が進む中、21号埋立地はいっさい手がつけられていないのはなぜか!? 埋め立て途中で放棄されたまま、10数年以上も放置されているのはなぜか!? 南海の孤島かはたまた夢の島・熱帯植物園かと思われるほどに生い茂る熱帯性ジャングルはなぜできたのか!? おかしい。不審です。これこそ謎なのです! 我々はこの21号埋立地に『東京ガラパゴス』の名を与え、徹底的に取材するつもりです。そして東京ガラパゴスの生の姿を真実の光の元にさらし、一般大衆の既知のものとする。これが我々報道にたずさわる者に与えられた使命だとスタッフ一同考えています!!」

 根戸の演説は昨日や今日に始まったことではない。新しい番組を始める前はいつもこうだ。鵜飼クーミンは根戸の演説口調に少々圧倒されている。


Illustration by Kunio Aoki

「あ、はい。えーと…………(・_・;)……あ、ありがとうございました(^_^;) では根戸宏探検隊の御活躍を期待しています。頑張ってくださいね☆」

「どーも(^_^)」

「それでは、皆さんそろそろお出かけの時間です。学校や会社にお出かけの方は、今日も一日元気にすごしてくださいね(^_^)はぶあ、なーいすでい!!」

 鵜飼クーミンは、少々引きつった笑みを残しつつ困ったような笑顔をひねり出している。一方、後半、すっかり相手にされなかったルフィー・西石は、根戸宏を横目でじっと見つめている。
 ここでエンディング・ミュージックが流れ出した。

 ちゃらっつらっ、ちゃかちゃか、ちゃらっつらっ、ちゃかちゃか………ちゃんっ☆





act.1-3;ガラパゴスを巡る思惑
平成30年11月 日 朝8:00

 朝の生番組はきびしい。出演者は朝、早起きをせねばならず、本番中にあくびのひとつも許されない。あらかじめ収録しておける番組ならまだリテイクもあるが、生番組ではそうはいかないのである。それゆえ一度発せられた発言の重さは並み大抵のものではない。訂正ができないのである。また、番組は秒単位・分単位で構成されているだけに時間制限の中で言わなければならないことをすべて言うのも難しい。
 アーキペラゴ・モーニング・ステーション発信終了後、鵜飼クーミンはさすがに冷や汗もので根戸宏に抗議していた。

「やだなー、根戸さん。台本に書いてないことしゃべりだすんだもの。それにとーとつに演説になっちゃうしぃ。時間に収まらなかったらどうしようかと思っちゃったわ」

 それでもうまくまとめて時間内に納めるあたり、鵜飼クーミンもプロだけあって、さすがといったところである。

「いーんやいや。ごめんね、鵜飼ちゃん。びっくりさせちゃって(^_^) 今度、メシでもおごるから許してよ」

「らっきぃ☆ 何をおごってもらえるのかなっ!?」

「味の屋で納豆定食」

「なーんだ」

「おー? 今の発言、いーのかな? 紀美枝おかーさんに言っちゃうよ」

 と、そこへ心配気な表情を満面に浮かべた飛鳥龍児が現れた。飛鳥龍児はこの秋に江戸川大学マスコミ学科を卒業し、特別研修生として都立東京洋上大学マスコミ学科……つまりASに編入されてきた男である。まだASの方針や根戸のやり方についても詳しくは知らない。

「根戸さぁん……いいんすかぁ? 俺は知りませんよ」

「なぁにが?」

「東京ガラパゴスの件ですよ。まだ詳しい企画内容なんか全然決まってないじゃないですか。それをこんな段階であんな発表しちまうなんて……。これでもう引っ込みがつかなくなっちゃいましたよ、この企画」

「いいじゃない。背水の陣ってカンジでさ」

「だいたい、南の島のジャングルを探検とか言いますけどね、実際ここは東京なんですよ。いくら21号埋立地が草ぼうぼうつったってね、ジャングルとかってのぁ言い過ぎなんじゃないですか? まさかこれで密林に住む未開の原住民でも出そうってんじゃないでしょうねっ!?」

「いいね、その原住民っての。ジェーンもやろうっつってたっけ」

「ジェーンって……あのウワサに聞く企画請負屋のあのジェーン壱代寺ですか!?」

「ああ、そうだよ。今回の東京ガラパゴスの原案もアイツとオレで考えたんだ」

「あんな……あんな、人の金でメシ食いながら、デマカセ言いふらして金をせしめるような奴のアイディアを使うなんて、俺は納得できません!!」

 ジェーン壱代寺。職業は「企画請負業」である。
 企画請負業とは、番組制作の打ち合せや企業の新製品開発会議といった各種のブレイン・ストームに現れ、タダ飯とタダ酒を喰らいながら、その場でありもしない企画をでっちあげ、挙げ句の果てに「アイディア料」や「企画料」をふんだくるという、詐欺のような商売である。
 が、変化し続ける都市の中にあって、新たな発想や斬新な着眼点は常に求められるところである。都市は柔軟に変化し続けるからこそ存在できるのであって、ひとつのスタイルに定着してしまった瞬間からその価値はなくなってしまう。都市に価値を与え続けるために、こうした一見詐欺としか思えない「企画屋」が、商売としてなりたってしまうのだ。
 そしてジェーンは企画屋になるために生まれてきたような女であり、企画請負業という職業は、まさにジェーンのために生み出された職業であるといっても過言ではない。
 根戸は番組制作の旗を振る制作のチーフ・ディレクターである。故に、常に新しいネタを求め続けている。それがその場の嘘だろうとでっち上げだろうとやりすぎだろうと、そんなことはかまわない。受ければそれでいいのだ。根戸の物事の最終的な判断基準は視聴者に受けるか受けないか、だ。
 ジェーンは生まれついての騒動屋であり、あらゆることに顔をつっこむことを生きがいとしている。番組制作の仕事はギャラもいい。企画内容にもコレといった制限がない。何より飲み食いが経費で落とせる。これだけの条件を兼ね備えた上に彼女のでっち上げた企画をすべて実現させてしまう根戸は、ジェーンにとってもお気に入りのクライアントである。
 かくして根戸=ジェーンの凶力な枢軸の一丁上がりというワケである。ASの編成も、このコンビの企画には全幅の信頼を寄せていた。二人が組んだ番組は、それがドキュメンタリー風だろうとバラエティ風だろうと、たとえどんなに常軌を逸しているように見えても、必ず「数字」がとれるという実績があった。根戸のモットーではないが、無数の番組が飛び交う群島プロムナードの中から固有の番組が視聴者に選ばれるかどうかは、まさに「受けるか受けないか」にかかっていた。そして、根戸の言うところの「隠された真実をかぎわける能力」とジェーンの「それを歪めて膨らます能力」が組んだとき、二人の前に敵はなかった。

「なぁに言ってんの。数字がとれりゃそれでいいんだよ。僕のね、僕の本能が僕にささやくんだ。東京ガラパゴスには何かあるってね。それをより劇的に見せるためだったら、ヤリ持った原住民の一人や二人、手配するさ」

「本気ですか? それじゃヤラセですよ! 俺はニセモノの情報を流したくはありません」

「違うね。見えない部分を加工して見せることをしなきゃならないこともあるさ。僕らは東京ガラパゴスに関する様々な、ユーザーの期待する映像情報をユーザーに与えることを考えなきゃ。真実の映像を見せることだけが真実を語る手段ではないしね。遠回りや嘘のように見えるかもしれないが、本当の答えに最終的にたどり着ければ、その経過が例え嘘で塗り固められていても僕はかまわないと思うがね」

 飛鳥はキツネにつままれたような顔をして聞いた。

「わかったようなわからないような……なんだか俺までうまくはぐらかされたみたいだな。じゃ、今回の番組は社会派でもなんでもない娯楽番組だと思っていいんですね? ヤリ持って踊る原住民を出して撮るだけの」

「それも、ちょっと違う。けど、まぁいっか……(^_^)。 ああ、そうそう。企画会議やるから、製作の連中を集めてよ。それと今回は外部スタッフも呼んで。なんせ探検モノだからねぇ。協力してもらえそうな人とかさ、ジャングルや原住民の専門家の意見も聞きたいからさ」

「はぁ……」

 なおもいぶかしげに首をひねる飛鳥龍児と別れた根戸の元へ、別の人物が近づいてきた。

「根戸さん……?」

「はあ?」


Illustration by Kunio Aoki

 それは先程の生番組で根戸の前にしゃべっていた、貴族出身の探偵というルフィー・西石だった。

「何か?」

「ミナミに取材にいくそうだが、やめておいた方がいい。どうしてもいくつもりなら、取材中に邪魔が入るかもしれないから注意なさい」

「は? それはどういうことです?」

「匿名の忠告だと思ってください。おっと、依頼人の名前は勘弁願いますよ。これでも本業は探偵なので」

「依頼人の秘密は守るってか。……しかし僕、誰かに怨まれるような真似をした記憶はないんだけどなぁ」

 しらじらしい男である。

「ま、気をつけることだね。僕にそれ以上の助言はできませんが」

「ありがとさん。心に留めておくことにしよう」

 東京人工群島、群島区南、21号埋立地・通称東京ガラパゴス。この島に何が待ち受けているのか、まだ誰も知らない。
 はずだ。





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(c)1992楠原笑美.