「超」怖い話Δ 2004年7月17日発売
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123 ) AZUKI / カトウアズキ
[2004/09/12(日) 01:38]
>>121
ご意見ありがとうございますm(__)m
まずは、直リンの件、平にお詫びいたしたいと想います。
直リンされ放題を大歓迎……という文化の中で育ってきた&blogのtrackbackの普及などなど、データの相互参照をあまり気にしない習慣が身に付き始めているのかもしれません。改めてお詫びすると共に気をつけたいと想います。

「読者が麻痺してるだけ」と、決して逃げを打っているわけではないのです(^^;)
むしろ逆で、「読者(に限った話ではなく、自分自身も)の怪談脳がどんどん進化してしまうことで、発信側の自分が振り落とされてしまいはしないか?」という不安を常に抱えています。
怪談脳(=怖がる才能、でもいいのですが(^^;))は、怪談の数をこなしていけば、一冊の本の中ですら進化してしまいます。
それに負けないようにもっと怖いモノを、と走り続けることで、書き手側は読者よりも速い速度、深い深度で麻痺してしまうようにも思います。
そうなると、
「(自分が)麻痺しすぎていて、何が怖いのかが読者には伝わらなくなってしまう(怪談脳の疲弊)」
「怪談脳が疲弊しすぎて、怪談が書けなくなってしまう」
という展開が考えられます。一種のカタストロフとも言えましょう。

実際のところ、「僕が怖いと思ったもの」を、読者の方も怖いと思っていただければそれに越したことはありませんし、毎回そのように思って筆を執っています。
そして発信側にいる人間としては、それがベストではあると思っています。

例えば、ダムドはきっとブックオフに出回るでしょうし(下手するとまだ売れ残ってるかもしれませんが(^^;))、Δは発行部数がありがたいことに非常に多くなっています。
それが「入手の困難さ」を薄め、「慌てなくてもいい」という安心感を育てているのではないかとも思います。
また、「超」怖い話以外にも怪談本や、優秀な怪談の書き手の方々が多数、競うように新刊を出しておられます。
それだけ選択肢の幅が広がったということでもあり、そのことが入手が困難ではない本を手控えることにも繋がっているのかもしれませんね。

ともあれ、これからも粛々とネタを拝聴し、また粛々と書いていくことになるでしょう。
できることしかできない、ということで……。

以前、どこかに書いた記憶がありますが、僕の「超」怖い話における目標は、「このシリーズタイトルの怪談本を、今後もずっと継続させる」ことです。
二度死んだシリーズですから、三度死ぬこともあるかもしれません(今のところなさそうですが(^^;))。
けれども、その場合でも何度でも復活させて、シリーズを維持したい、と。

内容については、これはもうより多くの方々のご意見を参考にしていくより他にありませんので、今後とも叱咤激励をいただければ幸いです。

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管理者:AZUKI
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