「超」怖い話Δ 2004年7月17日発売
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126 ) AZUKI / カトウアズキ
[2004/09/13(月) 18:59]
>>125
いえいえ、まぃるさんのお気持ち(怪談本出過ぎ!)はよくわかります。
出す側としては、「供給過多で市場破壊せんだろうか」という不安と、「淘汰は遠からずあるだろうし、それに自分たちが残っていけるか」に対する不安は常にあります。

その場合、漫然と出す、出せば売れる、といった殿様商売をするわけにはいかず、「なぜ売れた?」「なぜぬるい?」といった、状況分析は、やはり欠かせないだろうと心に決めています。
これについては、加藤は「編集者型執筆者」だからなのかもしれません。
自分の見立てた戦略通りにコトが進むという保証はどこにもないわけですが(^^;)、やはり「なぜそうなった?」というのは、常に考えていきたいな、と。

ダムドは実際問題1300円て高めですので(しかも部数は「超」怖い話に比べればかなり少ない)、コスト・パフォーマンスを考えれば手を出しにくいというのはよくわかります。
しかも、ドラマ原作(正確には、シナリオを下敷きにした書き下ろしでして、TV放映版とは若干違う話になっていたりします)であることを考えれば、食指が鈍るのも当然と言えば当然でしょう。
幸いにして、今年の加藤のナノバブル(笑)は、このダムドの内容に対する評価と期待が発火点になっているようで、「弩」怖い話、準備がほぼ終わりつつある禍禍、その他の準備中(こちらはまだ設計段階ですが)の他のものなどについても、「超」怖い話+ダムドの評価に基づくもの、と伺ってます。
ありがたいことです。

ダムドは、いつか角川ホラー文庫に再録されないかと期待してましたが、どうやらそれはなさそうです(笑)
収録作4話のうち一本は60数Pに及ぶ、加藤としては長めの話でした(これも、TV版を相当解釈を変えて膨らませてあるので、ほとんど別の話に近いかも(^^;))。
これを「新境地」としてご評価くださった方が予想外に多かったことが、実は「弩」怖い話/「弩」怖い話2への原動力にもなっています。

ともあれ、「「超」怖い話史上最高の発刊ペース」+同時期の著者による類書の刊行+同時期の他社/他著者による類書の刊行などの条件を鑑みれば、まぃるさんのご心配、ご叱責はごもっともであると思います。


いつか、やっぱり「玉が出なくなって、他の誰かに変わる」か、「三度目の死」を迎える、というときは来るのかも知れませんし、来ないのかも知れません。
それはもう全然わかんないというか(^^;)
願わくば、手持ちの怪談を全て吐き出してからがいいな、とは思っているのですが……。

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管理者:AZUKI
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