Winnyに関する雑感
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01 ) AZUKI
[2004/05/13(木) 02:32]
2004年5月。あのファイル共有ソフトWinnyの開発者が逮捕されました。
容疑は「著作権違反(2003年11月に該当者2名を逮捕)の幇助」というもの。

僕自身はどちらかというと「著作権が侵害されては困る商売」をしている人間です。
同時に、インターネット/ネットワークの草創期からこの世界に足を突っ込んでる人間でもあり、ビギナー向けテクニカルライターなんかの末席にもいたりします。
いろいろ、思うところも
<省略> [全文]

02 ) AZUKI
[2004/05/13(木) 02:47]
注目すべき点がいくつもあるんで、どこから手を付けていいやらと思うわけですが、とりあえず自分ところのBBS、しかも放置版ですから(笑)、独り言くらいのつもりで思いの丈を述べてみたいと思います。

まず、この事件は著作権とネットワークを考える上でいくつかの警告を含んでいます。

・著作物が現行技術でデジタル化されるということは、特別な知識(技術)を持っていなくても著作権侵害を(半ば無意識のうちに、
<省略> [全文]

03 ) AZUKI
[2004/05/13(木) 02:59]
Winnyがやっているファイル共有というのは、「デジタルデータを複数のパソコン/ユーザー間で複製して共有する」という概念です。

「劣化することなく、まったく同じ内容の複製を作ることができる」というのは、デジタルデータの基本特製であり最大のメリットでもあります。
「コンテンツがデジタルデータとして存在している」というのは、「紙に印刷した本」と違って複製もしやすい。(パソコンなどの機器があれば) <省略> [全文]

04 ) AZUKI
[2004/05/13(木) 03:12]
関連して少し脱線します。

インターネット以前のネットワークというものは、かつてのnifty-searve(@nifty以前の)や草の根パソ通がそうであったように、中央集権型でした。
ホストコンピュータと呼ばれる「上流の親サーバ」に元のデータがあって、それにぶら下がっているクライアントパソコン(端末)が、上流のサーバを「必ず」経由してファイルを複製する、という仕組みです。
これだとユーザーが増えるに従って上
<省略> [全文]

05 ) AZUKI
[2004/05/13(木) 03:21]
くどくどと書きましたが、インターネットというのはもともとそういうものなんです。
インターネットというインフラが米陸軍の「秘密兵器」として開発されたというエピソードはよく引き合いに出されますが、wwwという概念が研究者同士で論文を複製しあって閲覧するのが目的で開発されたということは忘れられがちです。
デジタルデータを複製し、拡散する。
そうするのは、インターネットというシステムの基本的な本能の
<省略> [全文]

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管理者:AZUKI
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